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芸能人ブログなんて興味なかった私だけど

小林麻央さんのオフィシャルブログ「KOKORO.」を読んでいる。
そこに綴られた闘病中のさまざまなひとコマは、彼女が日々の生活を愛おしみながら生きている、その実感を伝えてくれる。
病気が分かったときの衝撃と戸惑い。
家族への思い。
生きようとする決意。
決して楽観はできない状況の中で、現実から目を逸らすことなく、彼女は自分の人生を歩いている。

人には触れられたくないこともある。
踏み込んで来てほしくない、心の領域もある。
しかし、そんなことはお構いなしに、彼女の病気はマスメディアに取り上げられてしまった。
有名人というのはこんなとき気の毒だと思う。
もしこれが、無名の一般人で、噂になるのが町内会のレベルであったなら、誰しもがずけずけと口にしていい話題にはならないだろう。
普通の人なら、それくらいのデリカシーは持ち合わせているはずだ。
それも有名人の宿命と思っているのかいないのか、
9月に入ってブログを始めた麻央さん、
癌に隠れず生きていく決心を伝えたのであった。
その心意気、天晴れである。

すると今度は一斉に、
「闘病中の小林麻央さんがブログを開設されました」と各種メディアが報じる。
その後、麻央さんがブログを更新するたびに、
「麻央さんがブログでご自身の心境を明かしました」と報道される。
ネットに流れるニュースを見ていれば、ブログを読まなくても内容が分かるくらいの過熱ぶり。
こういうのって、正直うんざりだ。
麻央さんがブログに書いたことを、ほかのサイトで、しかも解説付きで読む必要ってないと思う。
まったく無用のおせっかい。
麻央さんだって、美談としてマスコミに取り上げてもらうためにブログを書いているんじゃないだろう。本人に聞いたわけじゃないけどね^^;
自分の体験を同じような境遇の人と共有することで、誰かの力になれるんじゃないかという思いでブログを発信しているのだし、またブログを書くことでご自身を鼓舞している面もきっとあると思う。
ブログの文面には著せない闘病のつらさやネガティブな思いだって、絶対あるはずだから。
だから、必要とする人が麻央さんのブログにアクセスし、そこで麻央さんの言葉を受け取るのでなくては、意味合いが違うのだ。
だれかの思いに触れるには、言葉がその人独自の調べに乗っていなくては。

私が彼女のブログで垣間見てきた麻央さんは、とても誠実に、そして真摯に現実に向き合っていらっしゃる。
ご主人が笑うのを、「いつからこんな優しい顔をするようになってたんだろう」(9/18記事)としみじみ思い、また「僕たちは、(大変なときにバラバラにならずに)一致団結できる家族だと思っている」というご主人の言葉に強い絆を感じ(10/2記事)、病気にならなければ味わうことのなかっただろう幸せをかみしめる。
ご主人だけでなく、身内の方々との何気ないやりとりにも、彼女の生きる喜びがあふれている。
一生を健康に過ごす幸せがある一方で、身に病を得てもこうして人は幸福を感じることができるのだ。
麻央さんがブログでそれを見せてくれている。

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コメント

同感です!

最近は特に若年層が癌になるケースが増えていますね。
麻央さんも、北斗さんも厳しい状況だと思いますので、
元同僚も、同級生も身近にいて心が痛みます。


投稿: 岳 | 2016年10月 2日 (日) 20時11分

岳さん、こんばんは。
お返事がたいへん遅れ、申し訳ありません。

どんな人にとっても、病気はこわいもののはず。
そうなったとき自分だったら?と思うと、身がすくみます。
他人事ではなく、いつ我が身にも降りかかるかわかりませんし、
健康でいられている今はとても幸せなんですよね。

投稿: さぼてんの花 | 2016年10月 9日 (日) 22時11分

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