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帰省

8月も下旬に入り、長い夏休みの終盤にさしかかると
子どもだけでなく親のほうも相当気持ちがダレてくる。
学校がある日常の感覚は遠く忘れ去られ、
じっとりと重い夏の空気に包まれながら、台風の渦巻きが描かれたテレビ画面の天気図をぼんやりと見やる。
日曜日、次男を迎えに行こうと思っているけれど
雨は大丈夫かしら?

次男は今、私の実家に行っている。
ずっと楽しみにしていたお泊まりだ。
そのためにがんばって宿題も終わらせた。
なので、親としては気持ちの上で楽である。
自宅でほかの家族のために家事はしなくてはならないが、
それでも家の中に小学生がいるといないでは全く気持ちの張り具合が違うのである。
おかげで、次男不在の静かな自宅で、私は思いきりダレていられるのだ。

行きは両親の顔を見がてら、私も同行して二晩ほど泊まってきた。
電車で約2時間だから、日帰りの往復も可能な距離である。
だから帰りは迎えに行ったその日にとんぼ返りする。
そろそろ次男に一人旅をさせてみてもいい頃だとは思うものの
なんとなく心配で、また、私自身このごろは実家に顔を出す機会もめっきり少なくなっているし、
それで、まぁいい機会だからと重い腰を上げるのである。

数日前に私が実家を訪れたのは、前回の滞在からはちょうど一年ぶりだった。
母は長いこと続けてきた書道の関係の会合で相変わらず忙しくはしているし、家族のために買い物に行き台所にも立ち、立派に主婦業もこなしている。
父は気ままな暮らしの中にも趣味や地域の活動に充実した日々を送っている。
しかし、三日間一緒に過ごしてみると、やはり以前とは違ってきていることは否めない。
外で短時間会っただけでは気付けない、いろいろな変化が見て取れた。
両親はともに80を過ぎている。
仕方あるまい。
だれだって年を取るんだもの、変わっていくのは当たり前。
幸い、変化はゆっくりなほうだと思うが、
いくら元気だと言っても、これからはなるべく実家に行く機会を作り、両親の暮らしぶりについて私も目を配らなくては。
いろいろ思うことの多い滞在となった。

一方、そんな私の思いを知るよしもない次男は全くお構いなしである。
祖父母というのは孫にとって無条件に甘えられる人たちであり、
祖父母の家はわがままが許される場所である。
次男が行けば近くに住む同じ年のいとこもやって来て、必ずや二人は向かうところ敵なしの最強コンビを組むこととなる。
どういうわけか、彼らはたまにしか会わないのに、いつでもとても気が合っている。
ケンカなんかしたことがない。
どちらかがなにかを我慢しているなんていう場面も見たことがないし、あるとすれば別れがつらくてしょんぼりしていたことくらいだ。
お互い6年生となったこの夏も、彼らは子犬のようにじゃれ合っていた。
幼いときからしてきたように、体をぶつけ合って遊んでも決してケンカになることはない。
ケガをしないうちに止めなさいと、周りの大人たちがいくら言っても聞かず、
目が合えば笑みを交わし、言葉さえも必要としない二人。
これがオレたちの流儀だと言わんばかりに、ただひたすらに戯れる。
まるで、もとはひとつだった半分と半分が、自分の片割れを見つけて引き寄せ合うような、二人の間には引力みたいなものを感じる。
友達とも兄弟とも違う、彼らのつながりを私はいつも不思議に思う。

次男とそのいとこ、つまり私から見れば甥であるが、二人は誕生日も近い。
次男が生まれて二週間ほどして甥が生まれ、二人は同じやぎ座である。
しかし同じ星座の生まれで同じ学年であっても、彼らは干支が違っている。
次男が生まれたのが年末で、甥が生まれるまでの間に年が明けてしまったからだ。
赤ちゃんのころによくしたしぐさが同じだったり、離れていてもシンクロすることの多かった二人。
同じ時期にマタニティ期間を過ごした私と義姉にしてみたら、二人の干支が違っていることのほうが違和感を感じるのだが、
でもその違いが、二人が違う人間であることの証として、それぞれの独自性を主張しているようにも思えてくる。
そうしないと、見分けがつかないほど同質な存在とでもいうか…
あー、なに言ってんだろ。わけわかんないcoldsweats01
えー。 コホン。
とにかく、どこか謎めいた因縁を感じさせる二人… ってことなのである。

私が自宅に戻ってからはいよいよ、彼らは二人して祖父母宅に君臨し、思いつく限りの遊びを繰り広げているのだろう。
それを呆れつつも喜びとしている私の父、母。
来春には中学に進む二人を「こんなことも今年までよ」と母は言うけれど。
実家に帰れば「娘」に戻るわが身を振り返るに、
彼らが二人そろうときにはきっといつまでも同じ空気がよみがえるような気がしてならない。

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コメント

いい関係のいとこがいて羨ましいですheart04

きっと、大人になっても、それぞれのステージは別にあっても、お互いを思いやる存在になるんじゃないかな〜〜

ご両親も、構ってやらなくても、勝手に遊んでくれている相手があると、手が離せる時間ができて助かると思います。
手がかかるときは、2倍以上かもしれませんがcoldsweats01

宿題も、行きたい気持ちが張り合いになって、サクサク済ませられるでしょうねhappy01

ご両親には、頑張って元気でいてもらわないと、遊びに行くのも難しくなるから、次男くんお手伝いもね〜〜note

投稿: クー | 2016年8月27日 (土) 18時56分

クーさんこんにちは。
宿題がサクサクだったかどうかは別としてcoldsweats01
 「終わらないと連れて行かない」はかなり効果的でした。

このところ、地元の友達関係がちょっと複雑になってきている次男ですが、このいとこは安心してつるんでいられるみたいです。
まぁ仲がいいのはけっこうなんですが、悪ノリしすぎる二人なのでじじばばには負担が大きいかもしれませんが。
しかも二人でいると遊ぶのに忙しくて、お手伝いまで手が回らなかったりsweat02
いつまでこんな調子なんでしょうねぇ。

投稿: さぼてんの花 | 2016年8月29日 (月) 14時58分

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