« この夏のオススメ | トップページ | 手紙 »

ともおと考える「終戦」のこと

なぜか今、我が家では『団地ともお』ブームが訪れている。
『団地ともお』って?という方のために補足すると、
現在NHK・Eテレで毎週木曜日午後0:30に再放送中のアニメである。
今年の2月までは土曜日の午前中に放送していたので、
学校のない週末の朝、なんということもなくつけっぱなしにされているテレビ画面のなかに、ともおはいた。
枝島団地に住んでいる小学4年生。
これといって目を引くなにかがあるわけでもない、ごく平凡なキャラのともお。
見ようと思ってちゃんと見ていたわけでもないので、
どんなストーリーかと言われてもよく思い出せないのだが、
とにかくありふれた日常のなかで主人公のともおが泣いたり笑ったりぼやいたりする、 そんな物語である。
全体として地味な印象。
団地住まいという設定。
商店街の様子や、ともおの穿いている丈の短い半ズボンも、
そこはかとなく昭和の香りが漂う。
他の登場人物もそれぞれの個性で地味に存在感を発揮し、
妙にリアルな、ときにシュールな作品世界を描き出す。
気がつけばいつのまにか、ともおワールドに引き込まれてしまっている という、なんとも不思議なアニメである。

そういえば、最近は『団地ともお』見てないなーと思ったら、
知らないうちに最終回を迎え、放送は終了していたのだった。
そして、その事実すら知らぬ間に、再放送が始まっていた。
学校が夏休みに入ってから、偶然そのことを知ったのだった。
5年生の次男はいつのころからか『団地ともお』をなにげに気に入っていて、久しぶりに番組を見たせいで、このところすっかりともお熱が高まっている。
「団地でDANDANDADANDAN~♪」と、歌いながら毎朝起きてくるほどだ(^_^;)

そして10日ほど前の終戦記念日の前日、これも偶然に見たのだが、総合テレビで『団地ともお』のスペシャル番組がオンエアされた。
戦後70年という節目にあって、過去の戦争についてそれぞれの思いを抱く大人たちを描きながら、その中で「終戦って喜べばいいのか、悲しめばいいのか?」とつぶやくともお。
戦争が終わったのは嬉しいけど、日本が負けてたくさんの人が亡くなったのは悲しいことだ。
そんなともおの問いかけに答えられず、教師としての己の力量のなさを嘆く担任の先生。
考えてみればそうなのだ。
戦後生まれの世代が親となり、教師となり、社会の中心となっている今、子どもたちはさらに戦争体験から遠くなっていく。
だからこそ、戦争や平和について一人一人が考え続けていくことが大切なのだ。
「今」は過去の歴史の上に成り立ち、その「今」をどう生きるかで未来は作られていく。
過去も現在も未来も、決して無関係ではない。
そのことを、ともおの目を通じて改めて気付かされたように思う。
家事の片手間、テレビの前にじっと座って見ていられたわけではないので、ところどころ内容が抜け落ちてしまったのがとても残念だ。
もう一度、初めから終わりまで、ちゃんと見てみたいと思う番組だった。
次男はずっとテレビの前にいたけれど、見ていたかしら?

 

*おまけ 『団地ともお』のオープニングテーマ、「団地でDAN!RAN!」

 

 

ブログランキングに参加しています
クリックよろしく♪

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

|
|

« この夏のオススメ | トップページ | 手紙 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

育児」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

「団地ともお」まったく知りませんでした。
私も戦後の生まれなので、生活の苦しかった事以外は分かりません。
父の戦争写真や、帽子、刀、軍隊手帳など遊び道具でしたので、
今はほとんど残っていませんが、戦後70年、語り部等の企画、
今や学校の教師も戦後生まれ。様々な手法で、子や孫に伝えていく事は必要でしょうね。

投稿: 岳 | 2015年8月25日 (火) 15時45分

「団地ともお」なんだか良さそうな番組ですね。
次男くんは相当お気に入りのようだから、きっとお話から色々なことを吸収しているのでしょうね。
先日お盆で帰省した際、母が小学生のころ空襲を受けた話を聞いたばかりでした。
友達と公園で遊んでいたら突然空からの爆撃が始まり、滝の裏側に隠れて命が助かったそうです。
遊ぶものが何もないから空の雲を見るのが楽しかったと・・
安倍政権の元、「戦争へ向かっていないだろうか」と危惧しておりました。
私達も真剣に考える時間を持ちたいですね。

投稿: タッタ | 2015年8月26日 (水) 00時03分

再度登場!
ごめんなさい。「元」じゃなくて「下」だったcrying

投稿: タッタ | 2015年8月26日 (水) 12時59分

岳さん、こんにちは(^^)
あ、今日は木曜日!
団地ともお、見逃した~
ま、別にいいんですけどね(笑)

戦争の生の記憶を持つ世代から
戦争を知らない世代へと時代が移っていくのは仕方のないことですが、
知らないから考えなくていいということではないですよね。
知らないからこそ日ごろから考えを深めていく必要性を感じます。

投稿: さぼてんの花 | 2015年8月27日 (木) 16時37分

タッタさん、ドンマイですgood
訂正コメ、ありがとうございます。

団地ともお、すごく面白い!という感じではないんですけど、じわじわ来ます。
次男なんか、なにかしゃべって、
「あ、今のともおに似てるよね!?」って一人でウケてたりしますが、もう、なんでしょーねぇ?(^^;)

戦争のころの話って、実際の体験者から聞くと違いますよね。
作りごとじゃない、リアルにあったことなんだと思うと
恐ろしくなります。
戦争に勝っても負けても、人は幸せではないはずです。
国家が個人に苦しみを強いる状況は間違っていますよね。

投稿: さぼてんの花 | 2015年8月27日 (木) 16時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/537202/62143932

この記事へのトラックバック一覧です: ともおと考える「終戦」のこと:

« この夏のオススメ | トップページ | 手紙 »