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2015年8月

ともおと考える「終戦」のこと

なぜか今、我が家では『団地ともお』ブームが訪れている。
『団地ともお』って?という方のために補足すると、
現在NHK・Eテレで毎週木曜日午後0:30に再放送中のアニメである。
今年の2月までは土曜日の午前中に放送していたので、
学校のない週末の朝、なんということもなくつけっぱなしにされているテレビ画面のなかに、ともおはいた。
枝島団地に住んでいる小学4年生。
これといって目を引くなにかがあるわけでもない、ごく平凡なキャラのともお。
見ようと思ってちゃんと見ていたわけでもないので、
どんなストーリーかと言われてもよく思い出せないのだが、
とにかくありふれた日常のなかで主人公のともおが泣いたり笑ったりぼやいたりする、 そんな物語である。
全体として地味な印象。
団地住まいという設定。
商店街の様子や、ともおの穿いている丈の短い半ズボンも、
そこはかとなく昭和の香りが漂う。
他の登場人物もそれぞれの個性で地味に存在感を発揮し、
妙にリアルな、ときにシュールな作品世界を描き出す。
気がつけばいつのまにか、ともおワールドに引き込まれてしまっている という、なんとも不思議なアニメである。

そういえば、最近は『団地ともお』見てないなーと思ったら、
知らないうちに最終回を迎え、放送は終了していたのだった。
そして、その事実すら知らぬ間に、再放送が始まっていた。
学校が夏休みに入ってから、偶然そのことを知ったのだった。
5年生の次男はいつのころからか『団地ともお』をなにげに気に入っていて、久しぶりに番組を見たせいで、このところすっかりともお熱が高まっている。
「団地でDANDANDADANDAN~♪」と、歌いながら毎朝起きてくるほどだ(^_^;)

そして10日ほど前の終戦記念日の前日、これも偶然に見たのだが、総合テレビで『団地ともお』のスペシャル番組がオンエアされた。
戦後70年という節目にあって、過去の戦争についてそれぞれの思いを抱く大人たちを描きながら、その中で「終戦って喜べばいいのか、悲しめばいいのか?」とつぶやくともお。
戦争が終わったのは嬉しいけど、日本が負けてたくさんの人が亡くなったのは悲しいことだ。
そんなともおの問いかけに答えられず、教師としての己の力量のなさを嘆く担任の先生。
考えてみればそうなのだ。
戦後生まれの世代が親となり、教師となり、社会の中心となっている今、子どもたちはさらに戦争体験から遠くなっていく。
だからこそ、戦争や平和について一人一人が考え続けていくことが大切なのだ。
「今」は過去の歴史の上に成り立ち、その「今」をどう生きるかで未来は作られていく。
過去も現在も未来も、決して無関係ではない。
そのことを、ともおの目を通じて改めて気付かされたように思う。
家事の片手間、テレビの前にじっと座って見ていられたわけではないので、ところどころ内容が抜け落ちてしまったのがとても残念だ。
もう一度、初めから終わりまで、ちゃんと見てみたいと思う番組だった。
次男はずっとテレビの前にいたけれど、見ていたかしら?

 

*おまけ 『団地ともお』のオープニングテーマ、「団地でDAN!RAN!」

 

 

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