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うちの義母さま

のんびりとした日曜の昼下がり。
次男をつれて買い物に出ようとしたときのことである。
「お義母さん、ちょっとスーパーに行ってきますね」と言いながら義母の部屋をあけると、義母が布団を敷いて寝ていた。
昼寝の習慣はない義母である。
午前中は大きな声で長電話。
食事もいつものようによく食べたし、つい15分前には、いつものようにウロウロと家の内外を歩き回る姿を目撃している。
「・・・どうかしたんですか?」と尋ねる私に義母はこう言う。
「膀胱炎になっちゃったのよ。昨夜も一時間おきにトイレでね・・・」
あ~ 寝不足なのか。
そう思った私は、「病院にかかってお薬飲んでちゃんと治したほうがいいですよ。今日は休みだから明日ですね~」と言って、そのまま外出したのだった。

買い物から帰宅し夕飯の準備を始めていたところに、義母が来て言う。
「だいぶ気分がよくなったから、明日はリハビリに行くわ」
リハビリとは、介護保険サービスで通っているデイケアである。
あ、明日はリハビリの日かぁ!
いや、ちょっと待て。
そのことよりも、さっき寝ていたのは、気分が悪かったからなの~?coldsweats02
リハビリに行けると言うならたいしたことはないらしいが、80歳という年齢を考えたらそういうことはちゃんと伝えてほしい。
今回は結果オーライで済んだが、今後どのようなことがあるかはわからないのだから。

義母の話はいつもよく分からない。
風邪をひいたと騒ぐので持っていた市販風邪薬をあげると、翌朝には元気いっぱいで、「昨日の薬、効くのね~!1回飲んだら治っちゃったshine」とケロリ。
大騒ぎしたわりにあっさりよくなって、まぁそれはそれでよかったのだけれど、
お義母さん、それ風邪じゃなかったのよ、たぶんgawk と心の中でつぶやいたことがこれまで何度あっただろう。

あるときには、湿疹ができて皮膚科にかかっているのになかなか治らないという義母。
「でもね、お風呂に入ったときナイロンタオルでゴシゴシやったら、治っちゃったのよ!」という発言には衝撃を受けた。
お義母さん、それ、いちばんやっちゃいけないことですよsweat02
そう言われても、ぽかんとしている義母。
義母の話は、どこかが間違っている。
どのポイントで間違いは起こっているのだろう。
たまたまそのタイミングで治っただけで、ナイロンタオルは関係ないのか。
または、ナイロンタオルと思ったものが、なにか別の肌にやさしい素材のものだったのか。
はたまた、湿疹ができていると思ったこと自体が間違いだったのか。
それとも・・・ う~ん、それくらいしか思いつかない・・・
ま、なんだかわからないけど、治ったんならいいかcoldsweats01
結局いつもこのパターン。
間違い探しをしたところで何もならないので、無理に納得して終わらせる。
だが、どこか心にもやもやが残る私。

義母との関係はこんなことの繰り返しだ。
会話はいつもかみ合わず、まともに付き合うといつもこちらが振り回される。
心にかかったもやも、度重なると雲を形成し、発達した積乱雲が雷雨を呼ぶこともある。
わざとやってるんじゃないのか?と思いたくなるときもあるが、長いこと義母を見てきてそうではないのも分かっている。
義母は自分の心に正直なだけなのだ。
自分のことが大事で、自分が好きなようにしていたくて、めんどうなことはイヤで、人の前ではかっこつけていたくて、周囲からは大切にされたくて。
純粋に自分勝手な人なのだ。
思考回路がすべて自分に好都合なようにしか働かない。
他人にはわからない部分も、同じ家で暮らしていると全部見えてしまう。
幻滅を禁じえない。
世間によくあることと言われればそれまでだが、
嫁姑はそんなものと一般論で片付けられてしまうのは、嫁の立場としてなんとも口惜しい。
この義母でなく別の人とだったら、もっといい関係を築いていけるのに!と思うことも、世間一般にはよくあることなのだろうかthink

これから先、この義母がますます高齢になっていくことを考えると、正直なところ気が重い。
ひどい嫁さんだとお叱りを受けることは承知の上であるが、全くもって自信がない。
いくつか持病のようなものを抱えてはいるものの、基本的にはとても健康でたくましい義母。
なんでもよく食べ、ストレスなど平気ではじき飛ばし、私などよりよっぽど生命力にあふれている。
そんな義母でも、寄る年波には勝てないはずだ。
ころころ変わる義母の言い分に、今までの「どうせたいしたことないんでしょ」という態度が通用しなくなってくる現実を前に、すでに打ちのめされつつある自分の姿を自覚させられた。
嫁だって、人間だもの。
嫁だって、たいへんなんだよー!とちょっとくらいは叫ばせて下さいo(_ _)oペコッ

乱筆乱文、おゆるしを。

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義母」カテゴリの記事

コメント

お姑さんと同居されていたんですか〜
叫びたくなるの分かりますよ。
そして、これからの不安も…
私も今は離れて暮らしていますが、
なにかあったらと、覚悟はしているつもりです…つもりですけどね〜〜coldsweats01

投稿: クー | 2013年10月 7日 (月) 14時50分

ナイロンタオルでゴシゴシやったら… の、くだり
びっくりcoldsweats01 ちょっと笑っちゃいました。
聞いてるぶんには、かわいらしいおばあちゃんだなぁ~
って思えることも、一緒に暮らしてる義母となると
またちょっと違いますよねcoldsweats01
うちの義母もそんな感じの人でしたよ。
いろいろ「違うな」って思うことも、さらっと流してました(笑)
本人がそう思ってるならいっかって(*^m^) 面倒だしbleah
モヤモヤが雷雨になる前に、ちょこちょこ叫んでくださいねwink

投稿: ところん | 2013年10月 7日 (月) 19時00分

「心にかかったもやも、度重なると雲を形成し、発達した積乱雲が雷雨を呼ぶこともある」・・わかる気がします。私は姑との関係では無く、仕事上のことで時々雷が発生しそうになりますcoldsweats02

さぼてんの花様も積乱雲のままで止めようとするとスーパセルまで発達し竜巻を伴って大変なことになりそうですので、時々ブログでエネルギーの放出を試みて下さい。 いつでも聞いてあげますよheart04

投稿: omoromachi | 2013年10月 7日 (月) 19時37分

うちの姑とそっくりで笑っちゃいました。
うちの姑も風邪で、大病になったかのように
大騒ぎをします。しかし、ケロッとすぐ治ります。
年をとると姑のように自分勝手になるのか?
自分も80歳になったら姑のようになってしまうのか?
いえいえ、反面教師になってそうならない!と
考えて、不安になるときがあります。

以前、姑と言い合いになったとき、姑に
「姑だって、嫁に気を使って大変なんだ!あんただけ
苦労していると思ったら大間違いだよ!」
と、怒鳴られました。
わかっていますけど、嫌なものはイヤなんだもん!
と、心で叫びました。
お互い、たまにブログでガス抜きをして、
ストレスをためないように、きばりましょう。

投稿: みきみき | 2013年10月 7日 (月) 20時41分

クーさん、コメントありがとうございます。
今の時代、親の介護は一度は通る道と覚悟せねばなりませんねshock
どうもうちの義母は、亡くなった義父もそうでしたけど、
子どもなんだから親孝行して当たり前という態度が鼻に付くんですよね。
実際に言うんです、そういうことを。
私、そのこと自体にびっくりしちゃってcoldsweats02
そう言われちゃうとやりたくなくなる素直じゃない自分がいます…

投稿: さぼてんの花 | 2013年10月 7日 (月) 23時33分

ところんさん、コメントありがとうございます。
ほんと、笑っちゃいますよねーcoldsweats01
それギャグですか?ってことをよく地でいっていますcoldsweats01

同居でなかったらきっと笑って済ませられることも、
毎日だとだんだん笑えなくなるんです…
時々ふと、あー私ってこんな性格だったかなー?と振り返るときがあります。
自分らしさ、失わずにいたいと思います。
そのためにも、時々叫ばなくては!(笑)

投稿: さぼてんの花 | 2013年10月 7日 (月) 23時40分

omoromachi先生、コメントありがとうございます。
先生に共感していただけるとはちょっと意外で嬉しかったです。
選べない人間関係の中では、いろいろありますよね…

スーパーセルから竜巻もありえそうなので、気をつけますcoldsweats01

投稿: さぼてんの花 | 2013年10月 7日 (月) 23時45分

みきみきさん、コメントありがとうございます。
やっぱりですか?
私も、みきみきさんのお姑さんとうちの義母は同じ匂いがすると感じていました(笑)

私も時々思います。
みんな年を取るとあんなふうになるのかな?って。
でも、年の取り方って、よしあしがあると思うんです。
多少はマイペースになるとしても、身体のほうは衰えるとしても、精神的には成長し続けることができる。
そう思います。
亀の甲より年の功って言うじゃないですかsign01
だから、お互い、いい年の取り方ができるように、がんばりましょうwink

投稿: さぼてんの花 | 2013年10月 7日 (月) 23時56分

大変ですねー、年をとると思考の鈍るところがあって、後付けで、できるだけ筋が通っているようなオチで物を言うのかもしれませんね。途中が無いので聞いている方は話の内容に飛躍を感じていぶかしむ、といったことかもしれません。
私の実父は田舎に1人暮らしで前から様子がおかしかったのですが、昨年とうとう免許更新で引っかかり警察に連れられて病院に行き、認知症と診断されました。それで言動に注意してみると、どうやら思考回路はまともなままで、短期記憶力がなくなっているということに気づきました。わかっていても不条理な行動に悩まされましたよ。
色々なエピソードを書き出すとキリがないので(そもそも私のブログじゃないし~)やめますが、年を重ねるに従い過去の応対は効かなくなっていきます。こちらの当たり前は相手にはもう通用しないというか。
最近、自分がなにかを思い出せないときに、ちょっとした恐怖を感じるようになりました。もっとお魚を食べないとダメかしらん。

投稿: いか | 2013年10月 8日 (火) 07時15分

いかさん、コメントありがとうございます。
お父様のこと、お察しいたします。
離れて暮らしていると余計にご心配でしょう。
今は介護施設も増えてサービスも充実してきてはいますが、悩みの種はつきませんね。
ご当人や介護者の方たちのご心労を思うと、ときどき幸せってなんなのか分からなくなります。
自分もやがて介護者となり、そして介護を受ける側になると思うと、人生に対し悲観的になってしまいます…
どこかにハッピーに通じる抜け道はないのですかねー
気持ちの持ちようで道は開けるでしょうか?

とりあえず、今できることとしましては…
お魚を食べましょうかsign03(笑)

投稿: さぼてんの花 | 2013年10月 8日 (火) 15時08分

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