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3・11 心象の記録   その1

3・11の地震から2年ともうすぐ4ヶ月。
節目でもなんでもない中途半端なこのタイミングで、どういうわけか当時のことをよく思い出す。
我が家は被災地ではない。
これといって、被害はなかった。
本当にありがたいことだ。
家族も全員無事で、失うものもなく、今日も生活している。

その日、私は子どもの通う幼稚園にいた。
当時年長組だった次男の、卒園前の謝恩会が開かれていた。
時間をかけて練習してきたクラスの出し物も終わり、まさにクライマックスを迎えようとしているそのとき、地震はやって来た。
揺れる園舎。
声を出すことも忘れ、うずくまる子どもたち。
同席する保護者の間に緊張が走る。
静かな、しかし油断のない先生たちの動き。
謝恩会はそこで中止となった。

余震におびえつつも、子どもの手を引き車に乗り込む。
深呼吸ひとつ。
とにかくうちに帰らなければ。
慎重に車を走らせ交差点にさしかかったとき、私は思わず「あっ」と声をあげた。
信号機が消えている。
そうだ。停電していたのだ。
交通量のそう多くないところで、幸い混乱はなかった。
そろそろと徐行しながら、周りのドライバーと目線を交わして通り過ぎる。
このときほど、親の責任というものを感じたことはない。
私がしっかりしなければ。

                        その2へつづく・・・

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