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2010年12月

カチンときたお話

子どもはなぜか、病院がしまっているときに限って熱を出す。
うちの子だけかもしれないが、たいていは行きつけのクリニックの定休日や土日祝日、あるいは平日の夜だ。

そんなとき、夜間・休日診療所の存在はほんとうにありがたい。
子どもをかかえた市民の救世主といってもいい。

つい昨日も、急な発熱のため、5歳の次男を受診させた。
のどの激しい痛みと耳の痛みを訴える次男を診察してくれたその日の当番は、Sという女性の医師だった。

「扁桃腺が真っ赤ですから、とりあえずは抗生剤と解熱剤で様子を見てください。あとはしっかり水分を補給してくださいね」というS先生に、同性という気安さもあってつい、
「のどが痛いって、飲んでくれないんですよね・・・」と愚痴めいた言葉をもらしたところ、
「お母さん!だめですよ、子どものいいなりになっては!水分とらないと、熱は下がりません」とのS先生の言葉。

べつにいいなりになっているわけではないし、発熱には水分補給ということも重々承知しているが、のどが痛いと泣き叫んで飲食を拒む幼児を前に、それ以上の何ができるというのか。

医学的な知識もさることながら、患者が陥っている状況を理解し、かかえている問題を汲み取る能力こそ、医師にとって必要不可欠なものなのではないだろうか。

理屈でものをいう医師に出会うと、ほんとうにカチンとくる。

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