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ちいさな子どもにもおお~きな魂

「おとうさんとお風呂にはいろう!」
いくら誘っても彼はうなずかない。
「今日は外遊びしたから、おふろ入った方がいいよ」
私も口添えするが、ガンとして首を横にふる。
4歳の私の次男である。
「どうして入りたくないの?」
耳元で聞くと、次男もささやき声で返す。
「にいちゃんがボクにいいものもってきてくれるから」
そういえばさっき、長男は「待ってろよ!」と言い残し、何かをとりに自室に向かったのを思い出した。
あー、にいちゃんを待ってるのか。
それでわけはわかったが、いくら待っても一向に長男は現れない。
「にいちゃん遅いね。見つからなくて探してるのかな。じゃあ、おかあさんがにいちゃんに、お風呂のあとで見せてねって言っといてあげるから、先にお風呂はいっといで!」
そういうと次男は、安心したようにニッコリ笑って浴室へ。

やれやれ…と、私は自分のしごとに戻ったが、内心なんともいえない思いに打たれた。
まだ小さいと思っていた次男だが、いつのまにか成長していたんだなぁ… という、うれしいようなちょっと淋しいような感じである。
お風呂に入らないとがんばっていた次男の、強い光を放つ瞳や固く結んだくちびるには、《たとえおとうさんおかあさんを敵に回しても、ボクはにいちゃんをまつのだ!にいちゃんはボクのために取りに行ってくれているのだから!!》という確固たる意志がこめられているように見えたのだ。
それは、だれしもが思春期に感じる、自分を支配し管理しようとする大人たちへの反発とそれに付随する仲間との結託という構図と重なる。
親の言うことがどんなに正しくても(正しいことを彼自身わかっている)、それでもにいちゃんとの約束を果たしたかったのだろう。
親よりもにいちゃん(=仲間)との関係を重視したといっていい。
これは、赤ちゃん期からの完全なる脱皮といえるのではないか。

そうはいっても、まだまだ幼い次男くん。
「は~い!」と素直に言うことを聞いてくれるとありがたい。
ちょっとはおかあさんの立場も考えてよねーcoldsweats01

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